私の尊敬する先輩にブッチーさん(ハンドルネーム)という人が居られます
現在、熊銘会会長で私の6歳上の先輩です
ご存知の方もおられると思いますが熊銘会Blogメンバーの一人でBlog名は、『(稔る)エコの心』
左のサイドバーフレンドリンクに貼り付けているので是非御覧下さい!

業界に対して先見の明がある人物で人脈も多く行動力のある素晴らしい人です
ただ余りにも先が見えすぎちゃう為にその時代に敬遠されがちでしたが確実に時代の流れを読んでおられます
凄い素質だと思います
その先輩が7年前から温めていた構想があります
それが・・・

『地草構想』

昔から畳表に対して取り付いてきた問題それは、偽装です
ただ今、国産表の貴重価値がクローズアップされている事は、業界関係者ならご存知かと思います
国産表と言う物は、言葉の通り日本で加工した表のことですが原料が中国産イグサであっても日本で加工すれば国産表と為ります
工業製品ですので仕方ないことだと思いますが何か可笑しいと思いませんか!?
本来一般の皆さんが国産表と聞いたら日本で栽培されたイグサを原料に加工した表を想像されると思います
ですが実際は、その様な表も国産表として流通していることを理解して頂きたいと思います

国産表偽装で一番厄介なのが中国産表を国産表と偽って販売されることです
実際畳屋さんの苦情などを聞いてみると現実の話のようです
私達は、生産者側にいるため中間流通常の事は、あまり分かりませんが実際に行われているみたいです
純国産表と言うのは、全体からすればわずか二割しかありませんその為今後国産表の貴重価値だ高まるにつれこのようなことが今以上に盛んに行われやしないかと懸念しています

現在食品においては、原産地表示が義務付けられておりコレを偽ると犯罪です
畳表に関しては、このところがいま一つ明確な義務がないのが現状そのため安易な偽装そして、芋版(偽装印)を使用しての偽装国産表が流通しやすい状況に有るように思います
そこで国産表を完全に中国産表と差別化するために今後の取組として思案しているのが『地草構想』です

地草と言うのは、呼んで字のごとく(地元の草)です
現在純国産表の生産地は、熊本県八代地域が産地と言っても過言では有りません
その為に熊本県の農家が苦労して植え付け・刈り取り・乾燥・栽培したイグサを『熊本地草』と呼ぶようにしようかと思っています
そして、その生産者が選別し加工した表だけを『地草表』と呼ぶように出来ればと考えています
(地草表は、自分の草の表即ち(自草表)と語呂合わせしています)

国産表の表示では、先も言いましたが差別に限界が有ります
明確な表示義務が出来ない限り無理です
その為にこのネーミングが一般のユーザー業界畳屋さんにも普及すればと思っています

この様な取組は、備後畳表生産農家を保護する上で似たようなことが行われなした
広島の農家が自分でイグサを栽培しその原料で加工した表だけを純備後と呼ぶようにしたのです
勿論コヨリ入りの畳だけです
そして、それ以外の畳に対しては、原料の産地に問わず品行・重量・突き出しの長さなどの規準をクリアーしたものに県外産備後表の印を押し備後表として販売出来るようにしたと聞いています
この様に単に備後表と言っても明確に区別したのです
純備後そして、県外産備後表二つに・・

今後これに似た様な取組をしようと思っています
まだ構想段階で思案することも沢山ありますが国産表を中国産表と完全に差別化しイグサ農家として生き残っていく為に今取り組んで行かなければいけない事の様に思います

この事を7年前に思っていたブッチーさんは、やっぱり偉い!

熊本で栽培されたイグサを『地草』と呼び農家が栽培加工まで手がけた表を『地草表』と呼ばれる日がいつか必ず来る日を期待して今後も取り組んで行きたいと思います




by  ヒデピョ〜ン。。

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