やすらぐ和の心

前回熊銘会熟成表に対して紹介をしました
するとある畳屋さんから反応が・・

静岡の畳屋さんで若き後継者らしく若干２６歳
熟成表に対して興味を示されたらしくメールが・・
その内容は、熟成表のイグサ品種にまつわる事、そして入手経路
私としては、アップした以上この様な反応があった事に大変喜んでいます
勿論お答えできる範囲で返信しました
今、それが切っ掛けでメールの遣り取りを行っています

私としても畳屋さんに対して直に質問したい事があり、またblogでお伝えできなかった事もたくさんあります
今後もこの様な形で色んな畳屋さんとメールを通じて会話が出来、私共の思いや気持ちがダイレクトにお伝えできればと願っております
そたがってメールでのコメント大歓迎です＾＾

生産者に対して分からない事や疑問に思っていいる事などありましたら、お気軽にドンドンご質問下さい
私の知識の範囲で対応していきたいと思っています
また、そうやって畳屋さんとの繋がりの輪ができ、広がっていけば最高だと感じています

景気低迷それにまつわる消費者の財布の紐が固く、今期の畳消費の方も今一だという事は、産地問屋の元気のなさから伺える事が出来ます
どうした物か・・
不安が先走りこの様な状況が続くのであれば、産地として来期の作付面積は、確実に落ち込むでしょう
肥料などといった資材の高騰で経費の方も上がる一方ですから・・

今、農業全般冷めている様に感じます
明るい未来を望んではいますが今一つ光が見えてこない状況
早めの対策を国に祈るばかりです

可成りネガチックに為ってしまいましたが・・＾＾；

産地もきちんと後継者が育っています
今回メールを頂き畳屋さんも後継者が育っている事を認識しました
今は、その事にとても喜びを感じております＾＾





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９月２日熊銘会の研修会が開かれました
主な内容は、新畳表の耐摩耗試験、そしてマニュアル本を使った学習です

収穫後のイグサ保管方からイグサの選別作業の仕方、そして加工にまつわる基本的な事を事務局の岡村さんを講師として依頼し再度学習しました

私たちには、当たり前と感じている事も若いメンバーにとっては新鮮に感じたらしく、『自宅で当たり前の様に行っている作業一つ一つの意味を理解する事が出来た』と、嬉しい感想を頂きました
執行部としても大変喜ばしく思っています＾＾
次回の研修会では、実技を取り入れながら行おうと思っています

詳しい研修会の様子は、熊銘会のホームページで紹介されると思いますのでそちらの方を御覧下さい＾＾

また今回の研修会では、以前敷物新聞等でも紹介していた熊銘会熟成表見本の展示と、その取り組みに対する概要の説明を行いしました
会独自で規約を設け、それに則って今後行っていく予定です
３０分ばかりの説明会でしたが皆さん興味深く聴いていただき、来期に向けての意欲を感じましたよ＾＾



熟成表
製織に当たり備後表に変わる畳表が目標です！
その為備後の製織技術を参考に、熊本県の気候風土にあった独自の熟成表基準を設けました

原料を厳選する事はもとより、熟成表の名のごとくゆっくりと時間をかけ自然の力をかりてイグサを馴染ませ、畳表に加工します
イグサは、熟成させる事で香りも穏やかになり余分な青みがとれ癖が無くなります
まさに読んで字のごとく『熟成表』なのです

今期は、千丁町大牟田の太田さんが加工されます
たまたま熟成表規準に適する原料をお持ちで、加えて加工技術も一級品である事が選ばれた最大の理由です

熟成表は、『本間麻二本立て』
麻二本立て特有の畳表の腰と重圧感があり美麗を感じる一品です



今回会員の皆さんへ製品を紹介する事が出来でき、参考になったと感じています
価格的にも魅力ありますからね

しかし・・
安易に取り組めないのが熟成表
製品出荷までには、数々の困難リスクを伴います

イグサを収穫し選別作業まで倉庫内で３ヶ月以上熟成
選別作業後、再度保管庫等で３ヶ月以上熟成
畳表を加工できるのは、両方の熟成期間が１年以上経過してからです
更に加工した後、３度目の熟成３ヶ月以上が待っています
従ってイグサを収穫してから製品出荷まで最低１年３ヶ月以上の期間を要するのです
イグサは、熟成の過程で素材の善し悪しが現れてきます
例え原料のイグサに自信があったとしても熟成後の結果が悪ければアウトなのです

品質が最重要視される『熟成表』
熊銘会とその生産者が自信を持ってお薦めできる一品です
是非その素晴らしさを感じてもらいたいと願っております


今回初出荷として１２枚旅立ちます
それにあたり６枚に一部、生産者顔写真とその表にまつわるプロセスを紹介した資料、そして熊銘会からのお墨付きを添えて出荷する予定です
これは、購入していただいたお客様に安心安全をお届けし心から満足して頂く事が目的です
役員一丸となって知恵を出し合い、こんな感じに作ってみました＾＾



こちらは、そのパンフレットの表紙です
そしてそれを開いてみると・・



生産者顔写真と熟成表にまつわる過程を分かりやすく紹介した資料が現れます
また、その下には熊銘会からのお墨付きである事を謳（うた）い、終わりに熊銘会の捺印を押し間違いない事を・・
勿論台紙には、イグサ和紙を使用しています
自己満足ですが私自身その出来栄えには、大満足です＾＾

『熊銘会熟成表』

心から喜ばれる事を願って・・
今後宜しくお願い致します　ｍ（＿＿）ｍ






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第一回の熊銘会研修会が終わりホッとしているのもつかの間
急遽新たな展開が・・

以前紹介していた熊銘会熟成表がついに動き始めたのである
大まかな注文は、頂いていた物のこんなに早く現物を・・と、言った感じです
たぶん今期の展示会で新商品紹介として使われるのでしょう

予想です＾＾；

枚数は、１２枚
生産者は、あらかじめ決まっていましたが急な注文にてんやわんやといった感じです
出荷に当たり熊銘会からお墨付きのお品書きを添える予定になっています
また、安心安全を伝える意味でも熟成表生産者の写真を添付し、その畳表にまつわるプロセスを紹介した資料も一緒に添えて出荷する予定です

従ってただ今、資料も急遽制作中＾＾；

カタログ形式に一冊にまとめ、購入していただいたお客様に熟成表の価値観と物語を納得していただき、その結果製品以外の部分でも満足していただけたらと願っております

ついに羽ばたき始めました熟成表
次の機会にでも製品を交えながら紹介したいと思います
お楽しみに・・＾＾






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今日、一通の封書が届いた
誰かと思い宛名を見てみると・・
何と・・
日本い業技術協会会長　定平正吉会長からであった

実は、先月お手紙をもらいお礼の返事を出したばかりであったがまたもや封書が・・
今回は、A４サイズで何やら資料が同封されている様子
私は、興味津々で開封

すると中に有ったのは、手紙と原稿
手紙は、拝復から始まり改めてお礼の挨拶そして、私達の取り組みに対する協力の内容であった
そして、同封されていたA４サイズの原稿は、・・

財団法人　日本特産農産物協会から依頼され平成１８年度３月に発行された『い草・畳表に関する資料』の原稿だそうで冒頭に「い草生産及びい業等の課題」と紹介してありました

現在、熊銘会では、もう一つ他のプロジェクトを企画思案中なのであります
それに対し２０日ほど前、お食事をしながらアドバイスを頂ました
それは、敷物新聞でも紹介されてましたが熟成表に関する概要です

私達が求めているものは、備後表に変わる畳表です
おのずと備後表を知れば知るほどその奥の深さに魅了され歴史を感じています
しかし、現実のものとしたい
それが『熟成表』に対する私達の思いです

それを期にお付き合いが始まり今回は、貴重な資料まで送って頂きました
今夜、目を通して見たのですが知りたいと思っていた情報が随時に紹介してあり参考資料として、とても良いものを頂いたと感謝しています
これを参考にする事で熟成表に関する紹介が、より一層内容深く出来る様になると感じています
加えて商品づくりの手引きとしても・・

手紙に書いてありましたが私と定平会長の回り逢いは、今に始まった事ではないようです
今をさかのぼる事２０年前
熊本県の優秀な農家が集まり加工講習会がスタートしました
熊銘会発足の原点です
私は、どういう訳か２期生に抜擢され、他の代表の皆さんとの不釣り合いに疑問を抱いておりました
参加メンバーは、各地域のエリート畳表加工農家ばかり
当時の私の年齢は、２２歳
どう考えてもヒヨッ子です
なぜ！？と、思っていました

当初、その加工講習会の講師の依頼を頼まれたのが定平会長であったそうです
しかし、退職されていたとは言え、丁度国の仕事をされておられた関係で同期に退職された濱田四郎氏に代わりをお願いされたそうです
最近、当時の名簿に目を通されたところ私の名前がある事に気付かれ驚かれたそうで、道を辿れば当初からの繋がり
これは、運命だったのでしょうか

熊銘会設立後、時は流れて１６年
私は、８代目会長となりました
そして私達は、廻り合い同じ思いを今、感じています
私の思いは、備後表に変わる熟成表の確立
定平会長に至っては、熟成表が備後表に替わって伸びてほしいと・・

今になって思えばもしかして現状の自分に為るために１８年前にエントリーされたのかもしれません
そして、その使命は熟成表を確立させる事
今日、お手紙を拝見しながらふと思った事でありした
会長としての今の自分
それは、運命だったのかもしれません

『状況に屈することなく前へ進む』
これは、今の私の心境であり、するべき行動だと感じています
不屈のリーダーを目指して・・
今後も頑張っていこうと思っています



by　　ヒデピョ〜ン。。


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